君は「極上の孤独」を感じることができるか?
誰かといても、ひとりでいても孤独はやってくる。
仕事仲間と騒いで飲んでいる時、自分はその群れに属してないと感じるだろう。
親しい友人と楽しく話している時、自分が理解してもらえないと思うだろう。
大好きな恋人と一緒にいる時、相手の曖昧な言葉が辛い気持ちにさせるだろう。
ひとりで読書をしている時、自分がこの世でたった独りであると感じるだろう。
ひとりで青空を見上げている時、自分は誰にも助けてもらえないと思うだろう。
ひとりで街中を歩いている時、何故ここにいるのかが、わからなくなるだろう。
人はひとりでは生きていけない。
間接的にでも、必ず誰かの恩恵を受けている。
だから、今生きているということは、誰かと一緒にいるということなのだ。
ひとりということはあり得ない。
みんなというひとつの中に自分がいるだけなのだ。
そのひとつの中に、独りという個がある。
誰とも同じではない、自分がいる。
予期せぬ淋しさの訪れで、宙に浮くような雰囲気にのまれる時、
唯一の自分という存在を認めている「極上の孤独」を感じているに違いない。