ブレーキのない人生への思考

無数にあるパラレルワールドの螺旋階段を登ろう!

「あなたの旅立ち、綴ります」  老婦人の格好良さ

f:id:shaemakuno:20180531074145j:plain

シャリー・マクレーンの最新映画「あなたの旅立ち、綴ります

(The Last Word      2017 )

 

大金持ちの老婦人(シャリー・マクレーン)が自分の人生が残り少ないこと悟り、キャリアに悩む若き記者(アマンダ・セイフライド)に、素敵な訃報記事を生前に依頼する。しかしマクレーンは嫌われ者で、悪評しかなく、全くいい記事がかけない。

そこで、マックレーンは自分ができることを考え、行動していく。年の離れた女性たちのあったかい友情ストーリーで、やりたいことは、いつでもできると感じる映画。

 

今回も、マクレーンはお金持ちの我儘な老婦人役だが、こういうキャラは彼女の右に出るものはいないだろう。

高慢でパワフルで自分の流儀は崩さない。

上から目線の物言いは、周りの人をグサッと傷つけ、ムカッと怒らせるのだけれど、

真実でもあるので、誰も言い返すことはできない。

老人として労わられることを嫌がり、思いつきや行動の速さは若者にも劣らない。

見ていて、スカッとする。かっこいい。

あんな老婦人になれたらと、憧れの念さえ持つ。

 

シャリー・マクレーンが日本で大人気になったのは、1980年代に体験談を書いた「アウト・オン・ア・リム」という本のようだ。あの本は日本にスピリチャルブームを巻き起こすきっかけとなった。それまでのスピ系の本は、何と無く怪しげで、分かるような、分かんないような、、、という雰囲気だったのだ。しかし、彼女の本は多くの人たちが、実感できた21世紀への先駆け思想で衝撃を与えた。

 

この本が出されてから30年立ったが、彼女は素敵に歳を重ねたように見える。

年相応の美しさをもった女性でいることを嬉しく思った。

負けん気が強そうで、それでいてハートフルな表情を醸し出す、流石のハリウッドスターである。

 

追記 

1、映画の中で多くの曲が流れるが、どれもいいものばかり。一曲ずつ、じっくり聴きたくなる。

 

2、下着姿でみんなで水遊びをするシーンがあるが、(お色気シーンではありません😝)マクレーンの足の長さにびっくり!若いセイフライドなんかより、ずっと長い。

ダンスやってるからか、いつまでも体が整ってるなあ。

 

アウト・オン・ア・リム (角川文庫)

アウト・オン・ア・リム (角川文庫)