ブレーキのない人生への思考

無数にあるパラレルワールドの螺旋階段を登ろう!

宮沢賢治「土神と狐」の現代恋愛的感想。男の純情はまだ存在するのか?

数年ぶりに、宮沢賢治の本の朗読を聞いた。 「土神と狐」。 これは絵本にもなっているが、挿絵のない本か朗読を聞いたほうが、登場人物への先入観をもたないで、物語に入り込めるだろう。 「土神」は、樺の木に想いを寄せ、恋のライバルの狐に激しく嫉妬し、…

バンクシー大阪でも発見?ピンクのネズミ?グラフィティアートはどこまで許されるか?

最近、日本でバンクシーの作品が見つかっている。 一つは港区、もう一つは九十九里。 そして今度は大阪の阪神電鉄の縁石。 バンクシーは日本には来てないと思っていたが、来ていたんだね。 港区の防潮扉に描かれたネズミは本物の可能性がかなり高い。 描かれ…

写真家 清水哲朗のプロフィール

モンゴル写真家の清水哲郎。 23歳のときからフリーランスの写真家として20年以上活動しています。 今回は、写真家、清水哲朗の経歴や作品、家族 (嫁、子供)のついて、またどうしてモンゴルの写真ばかり撮るのかの理由を調べてみました。 清水哲朗のプ…

2018年ももう終わるのか、、

あと50日もなく、2018年が終わる。 何をしてきたんだろうなあ、、、、。 いやいや、すごくたくさんの事をした。 大チャレンジだってしたし、一生懸命生きたんだよね。今年も。 どんな風に生きてもいいも悪いもない。 そう考えると、楽でもあるし、虚し…

ショート ショート 「引越し」

やっぱり田舎はいい。 俺の大事な友人が亡くなった機会に、ここに引っ越してきたのだ。 誰にも言わなかったが、それほど親しい人がいたわけでもないし、 まあいいだろう。 元々俺のライフスタイルに、都会の生活は合わなかったのだ。 周りは洒落た奴らばっか…

『若様が好き』ショートショート

ウフフ。私、若様を待ってるの。今夜はこの雅なお部屋で、控えるようにと御達しがあったのよ。今は通い婚が一般的だけど、私の家は竪穴住居だし、それじゃ、やっぱり、風情に欠けるもんね。だから、お屋敷にあげてもらって、暫く奉公してたんだけど、今夜は…

ショート ショート 「出稼ぎ」

「お父様、お元気ですか? 僕は頑張ってます。 お城の財政困難で、お金を稼ぐために旅に出された時は、悲しくて、お父様をちょっぴり恨んだけど、小さい頃から人助けが好きな僕は、今、色んな人のお役に立ってます。 この前は、高い塔に閉じ込められている、…

恋は習慣化される

今でも昔の恋人の夢を見る。 時には夜中に目が覚めてしまい、不愉快な気分になる。 忘れようとか、思い出さないようにしようとか、随分努力してきたけれど、もうその努力は諦めた。 頭に浮かんできてしまうのは仕方ない。 ああ、思い出してるな、とか、考え…

「 王子様が好き 」  ショートショート

私は悪い魔法使いに、白鳥にされてしまったお姫様。 魔法を解くために、私を愛してくれる王子様を探しているの。 この前やっと王子様が見つかったのに、彼ったら、私に似ている女の子と結婚しちゃって、ひどい! でも人間の姿じゃない私のつらさが分かるわけ…

みんなで旅行  ショートショート

(おや?お久しぶり。ご一緒できるとは思いませんでしたよ) (確かあなたは、専門が違ったのでは、、、、、) (いやー、こっちの業種も増やしてみたんですよ) (へえ、で、どうですか?景気は?) (もう平日でも忙しくて、長蛇の列ですよ) (うちもそう…

君は「極上の孤独」を感じることができるか?

誰かといても、ひとりでいても孤独はやってくる。 仕事仲間と騒いで飲んでいる時、自分はその群れに属してないと感じるだろう。 親しい友人と楽しく話している時、自分が理解してもらえないと思うだろう。 大好きな恋人と一緒にいる時、相手の曖昧な言葉が辛…

「あなたの旅立ち、綴ります」  老婦人の格好良さ

シャリー・マクレーンの最新映画「あなたの旅立ち、綴ります」 (The Last Word 2017 ) 大金持ちの老婦人(シャリー・マクレーン)が自分の人生が残り少ないこと悟り、キャリアに悩む若き記者(アマンダ・セイフライド)に、素敵な訃報記事を生前に依頼する…

時には自分への優しさを思い出してほしい

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べルギービールは夏にぴったり 16世紀からの酸っぱ味

ピーテル ブリューゲル 「農民の踊り」 夏はやっぱりビールです。 きりりと冷えた白ワインを昼下がりに飲むのも、オツなものですが、 仄暗くなってきた頃、藍色の空の下、地面から上がってくる暖かい空気を感じながら飲むビールは、夏ならではの醍醐味といえ…

憎めない男の性(さが)ー 「夏服を着た女たち」アーウイン・ショー

大学の授業でアーウイン・ショーは読まされて、短編集も読むようになった。 季節は晩秋なのだけれど、この小説は初夏にぴったりだ。 夏服を着た女性たちが、微笑みながら軽やかに歩いている姿が眼に浮かぶ。 綺麗な女性が気になる夫と、それを真剣に悩む妻。…

「海日和」  ショートショート

『海日和』 「海に行かないか」俺は友達に誘われた。どうやらそこは人気スポットで、仲間が沢山集まるらしい。それならバーベキューやライブがあるだろうし、可愛い女の子たちと仲良くなれる。俺は一緒に行くことにした。そこは、広々とした草地でその先は断…

「ずっとやりたかったことを、やりなさい」ジュリア・キャメロン ー モーニングページの良さ

この本の原題は「The Artist's Way」 こっちの方がカッコイイ。 20年以上売れ続けているワーク付きの自己啓発の本。 12週間、この本に従ってワークをするのだが、半分は遊び感覚。 90年代に出された本だから、ちょっとツールが古いとこもあるけど、 パ…

「雨の日も晴れ男」 会社を辞める前にすべき!!

雨の日も、晴れ男 作者: 水野敬也 出版社/メーカー: ミズノオフィス 発売日: 2013/04/25 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 結末はホンワリといい感じなんだけど、主人公の言動が面白すぎ! 本を読んで爆笑したのは久しぶりだった。 会社で嫌な…

12通のラブレター

今週のお題「あの人へラブレター タイムリーなお題です。 丁度「カクヨム」で「1ダースのラブレター」を書き始めたところです。 「ラブレター」というと真っ先にキャサリーン シーンの小説が思い出されます。あの郵便物に混じって入っていた紙切れに書かれ…

「騎士団長殺し」村上春樹    女性たちは憧れの象徴

「騎士団長殺し」遅ればせながら最近読みました。 やっぱりすごい作家ですねー。 彼のパラレルワールドは想定外で、「え!?そっちに進んじゃうの?」と 頭の整理がつかないままに、ぐいぐい読みすすめました。 村上ファンでなくとも、この本を買った人たち…

石牟礼道子の詩

石牟礼道子といえば、「苦海浄土」が有名ですが、友人の勧めで詩も読んでみることに。深そうですね。 こちらのサイトも面白そう。 985夜『はにかみの国』石牟礼道子|松岡正剛の千夜千冊